横浜の社会教育を辿って6

少し話が戻りますが、横浜で1957年に始まった文部省委嘱の婦人学級とはどんなものだったかというと、
○講義だけの承り学習ではなく、婦人の自主的学習である
○プログラムを持った継続的・計画的学習である
○学級生は固定することが望ましい
○学習内容は、生活に根ざす生活課題を取り上げる
○地域社会に役立つような公共性をもつものでありたい。
そして特色は、日常生活の中の身近な問題を課題とし、学級生同士の集団思考を中心とした学習形態であり、婦人自身が企画・運営していくことである。
(出展:横浜市教育文化センター『市民と学習』、創刊号)
とにかく婦人学級がもっとも横浜の生涯学級のおおもとになったと思います。上記に当てはまる学級講座を委嘱しながら企画・運営力とか仲間づくりの力をつけていったのではないかと思います。(1987年頃、社会教育指導員を区でされていた方のお話を元に作成)